2006年9月に夫の転勤により渡英。ロンドンでの、のほほんな日々を綴ります。 2011年8月、バルセロナに引っ越しました。


by miepoohsuke
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想像することでつながる

25日の金曜日に学校を卒業しました。
10週間という短い期間でしたが、とても10週間とは思えないほどの中身の濃い毎日でした。
予想していた通り、課題に追われ毎日息苦しい思いをしていました。
学んだ内容については追々記載していきたいと思います。

卒業式前日、校長先生による講義がありました。
そこで紹介してくれたのが、19日の朝日新聞に掲載された山田洋次監督の記事でした。
それが「想像することでつながる」というタイトルです。

一部を抜粋します。

 東日本大地震で、大きな悲劇の中にいる人たちに、僕が何を伝えたらいいのか分かりません。
 家を失い寒風にさらされている人に、海に襲われて水の中で果てた人に、東京の家の中から何かを言うことなんて・・・とてもできませんよ。
 
 こんな時、自分たちに何ができるのかという声を良く聞きます。それも大事だけど、被災した人たちの悲しみや苦しみを、僕たちはどれくらい想像できるのか。そのことがとても大事だと思うのです。現地の人たちの心の中をどれくらいイメージできるのか、自分に問いかけ、悩む。そこから何かが学びとれるのではないでしょうか。

 もう一つ大事なのは、この大災害に、僕たちの国の政府がどう対応するのか、きちんと監視してゆくことです。原子力発電所の問題などで、きちんと情報が伝わってこないことが腹立たしいですが、そういうことも含め、国民として政府の動きをよく見ていて、問題ありと判断した時は、きちんと抗議の声をあげる。そうすることが、被災者への応援になると思います。



被災された方の、悲しみ、恐怖、これから先の不安、絶望。。
経験をしたことのない人にその苦しみがわかるはずはない。
今みんなが一生懸命応援しようとしているけれど、どんなに頑張っても被災された方の心をわかることはできないんだな、と思いました。
決して「わかった気」になってはいけない。そういうことなんだと思います。

でも、「想像して」、「わかろう」と努力することはできます。
それが大事なことだと思いました。


自分ができることをして少しでも力になりたい、と行動を起こすことは素晴らしいし、各国から祈りを捧げてくれている、と、そんな話をあちこちから聞き、本当に心が打たれます。

ロンドンでもたくさんの人たちが自分なりに動いていることを知りました。
私も学校が終わってようやく落ち着いたので、自分にできることを考えて行動したいと思います。

復興までの道のりは随分長くかかりそうです。
今だけではなく、ずっと続けられる何かを見つけたいと思っています。

募金はしたけれど、言ってみればそれは夫が頑張って稼いでくれたお金。
私のお金じゃない。。
私が自らできることで微々たることでも貢献できたら、と思います。
それが何か、見つかったらまた報告したいと思います。

今度ロンドンでチャリティーコンサートが開かれるようで、そのボランティアをやらせてもらうことになりました。
私の中での小さなはじめの一歩です。

マラソンランナーのマーラ・ヤマウチさん(在日イギリス大使館で勤務されていました)、ポーラ・ラドクリフさんたちが "Run for Japan" という企画を始めてくれたそうです。

夫はこの企画を知り、早速社内に呼びかけをしたようです。

それぞれが、苦しむ人たちの苦難を想像して思いやる、そしてできることをする。
それで、被災された方の力に少しでもなれたらいいな、と思います。

それから、政府の動きを監視することも絶対に必要だと思いました。
誤った方向にいかないように。国民の声を大にして反映させないと。

義援金も今回は過去最高額で、分配も困難な様子。
裾野の私たちが頑張って義援金を集めたり募金したりしても、結局トップがしっかりしていないと何にもならない。
その辺もきっちり見ていかないと。
募金をするだけで安心してはならないと思いました。

幸い今はネットが発達して意見を言いやすい時代になっています。
それを有効に使わなければと思います。
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by miepoohsuke | 2011-03-28 02:21 | ロンドン(London)