2006年9月に夫の転勤により渡英。ロンドンでの、のほほんな日々を綴ります。 2011年8月、バルセロナに引っ越しました。


by miepoohsuke
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日本語教師の学校(教育実習3)

3回目のグループ実習の後、個人実習を担当するまで、私はラッキーなことに1週間半程度の時間がありました。
その間、イースターの旅行もあったので、そのゆとりあるスケジュールに本当に感謝でした。
(予定を組んでくれた先生ありがとうございます~)

実習を行っている期間中に旅行に行くなんてありえないかもしれないですが、こんな大変なことになるなんて予想していなかったし、随分前に予約してしまい、しかも結構な値段だったので、キャンセルできなかったんですよね。。

旅行中、頭の中は実習のことで一杯だったので、常にノートを持ち歩いて、授業プランを考えていました。(もちろん観光もしましたが、めいっぱいの観光ではなかったかな)

アイデアも色々出てきて、「ヨシ、こんな感じでやろう!」と大まかに決めた辺りで、嫌なメールが。。
私の前の授業を担当する人が臨月の妊婦さんで、その人から「ごめんなさい、破水しました・・」との連絡が入ったのです。

なぜ「ごめんなさい」かと言うと、彼女が行う授業の内容と私の授業内容が大きく関連しているからです。
彼女の授業では動詞(~を・・・します)という非過去形(現在、未来)を勉強し、
私の授業ではその過去形をやる予定だったのです。

当然彼女はもう授業が行えないので、私の授業内容は大幅変更っ!
一人で「現在・過去・未来」をやることになってしまいました。
まぁ、全く予想していなかったわけではなかったですけどね。。

とにかくやる内容が盛りだくさんになってしまって、またもや時間との戦い。

意味はしっかり理解してもらわなくてはならないし、発話練習の時間も十分確保したい。
いかに無駄な時間を省くか、そこが勝負。

そう思って、短時間でどうやったら理解してもらうかを考え、教材をホワイトボードに貼ったりはがしたりする時間をできるだけ短くするように工夫したり、教材の扱い(ハンドリング)にモタモタしないように練習をしました。

教案は何度も何度も修正し、配布物に関しては英語での文法解説がちゃんと正しく書けているか、スペルミスはないか、入念に入念にチェックしました。
(ミスがあると資格取得に響くというプレッシャーがのしかかってました。。
夫もちょうどこの時日本に一時帰国していてチェックしてくれる人が誰もいないので、必要以上に何度も見直しました。。。)

60分授業の教案が、9枚目の最後までギッシリ埋まっちゃいました。
かなりのボリューム。。
家で練習するにも1時間の量なので、一回の練習でどっと疲れます。。

リビングの壁をホワイトボード代わりにして、ダイニングテーブルを教卓にして、ソファを学習者の席として、教室をイメージしながら練習しました。

日本では黒板に教材を貼る時マグネットなどを使用していましたが、こちらでは「ブルタッグ」という「ねりけし」みたいな感触のものを使います。
小さくちぎって使うことができ、貼ったりはがしたりが自由自在にできるという便利なものです(消しゴムとしては使えない)。

それを使えば普通の壁にも絵が貼れるので、練習にはかなり役立ちました。
実際の授業でもそのブルタッグを使ってホワイトボードに貼ります。

普通のスーパーで1ポンドくらいで売られていて、どこの家庭にもたいていあるそうです。
お道具箱一式の中に入るような、そんな感覚らしい。

日本の家庭でも貼ってはがせて、、意外に重宝するかも。。



実際に授業を終えてみて、、

「楽しかった!」がまず最初の感想。
遅刻してきた学習者がいて、その対応もあって時間がちょっと狂ったけれど、最終的には時間通りに終われたし、最後の活動の時間などは学習者も楽しそうにやってくれていました。
実際、私自身も後ろのギャラリー(先生と参観者)も何度も笑ってました。

自分なりに準備は相当周到にやったつもりだったし、内容もきちんと理解してもらえたのがよかったのと、自分も落ち着いていたので、学習者の様子を冷静に見ることができ、その対応もそれなりにできたと思いました。

授業後、先生と後ろで見学をしてくれていた人からも、「わかりやすいいい授業だった」と言ってもらえました。
もちろん細かい指摘はたくさんあったけど、とっても気持ちのいい達成感のようなものを感じることができました。


一生懸命聞いてくれ、理解しようと努めてくれた学習者の皆さんにも本当に感謝です。

それと先生方の指導の細かさ、丁寧さには脱帽です。。
毎回の「講評記録」、私たちが書く「レビュー」に対するコメント、その他いろいろ。
あらゆる方向からのポイントをついたアドバイスがたくさんもらえました。


本当にこの学校の先生方はよく働くしとっても優秀。
毎晩10時くらいまで働いているみたいだし、朝も9時前から始まる。
土曜日も授業があるし、、一体いつ休んでるの???
先生の人数が少ないからもし一人が長期で休んじゃったら大変なことになるんじゃ。。?



最後の実習のレビューを書いているころ、先生が配布物のミスもなかったということを報告してくれました。
「これで無事卒業できる~っ!」


息が苦しくなるような日々が続いたけれど、これで解放されるっ!
気づけば日がどんどん長くなって、イギリスの一番いい季節に変わっていました。
(入学式の日は雪が積もっていたし、4時半に帰る時は真っ暗だったのに・・・)

これからしばらくの間ははロンドンの生活を楽しもうっ!とウキウキした気持ちになりました。
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by miepoohsuke | 2010-06-02 04:37 | ロンドン(London)