2006年9月に夫の転勤により渡英。ロンドンでの、のほほんな日々を綴ります。 2011年8月、バルセロナに引っ越しました。


by miepoohsuke
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日本語教師の学校(出願~入学式)

1月13日から4月20日まで、日本語教師の資格を取るためロンドンのグリニッジにある学校に通いました。

毎日(フルタイム)で一年間通ってDiplomaを取得するコース、週2回(パートタイム)で約3ヶ月通いCertificateを取得するコース等があり、私はCertificateコースを選択しました。

このコースの存在を知り、夫に相談してみると、即座に「いいね、やってみたら」という返事をくれたので翌日さっそく学校に連絡を取ってみました。

連絡を取ったその日がコース開始日の4日前で、翌日に開催された説明会に出席し、説明を聞いたうえで出願をするかどうかを決めることにしました。

ただ、コース開講時期が迫っていたので、説明会に出席する前に(入学を決めた場合に備えて)、推薦文書(家族以外に記入を依頼)を提出する必要があり、説明会当日に願書等の書類を一式揃えて持参、説明会後に面接を受ける。という、かなりタイトなスケジュールになってしまいました。

私がこのコースについてもっと早くから知っていればよかったのですが、学校とコンタクトを取ったのが直前だったがために、推薦文書をお願いしたその日じゅうに、しかもその方から直接学校側に送ってもらわなければならなかったことと、学校側にも慌ただしくさせてしまったことが申し訳なかったです。

急な話にも関わらず推薦文書の作成を快く引き受けてくれた友人に本当に感謝しています。
学校の事務担当の方も色々無理をしてくれたと思いますがとても気持ちよく受けてくださいました。


説明会では、普段使っている日本語をよく見ていくと、考えもしなかったことがたくさんあることに気づかされました。

たとえば、、

  ○日本語の「こんにちは」は英語に訳すと"Hello"ですか?

  …完全に"Yes"とは答えられません。
   街中で偶然知り合いに会った場合は「こんにちは」と言いますが、
   もし同居している家族にバッタリ会った場合、何といいますか?
   「こんにちは」と言いますか?
   (英語では"Hello"と言いますが。)


  ○"Good Bye"は日本語で「さようなら」ですか?

  …ある日本人の男性が外国人女性と結婚しました。
   彼女は日本語は全く話せませんが少し勉強をしています。
   ある日男性が出張に行くことになり、彼女は空港まで見送りに行きました。
   別れ際、彼女は言いました。「さようなら。」と。


日本語を教えようと思ったら、色々なシチュエーションを想定して、様々な角度から一つの言葉を分析しなければならない。
まず自分自身が勉強してしっかりとした基盤を作ることが信頼できる教師になるための一歩なのだ、ということが分かりました。


この学校は世界の数多くの国で通用する資格を取得できること、コースの前半が学科、後半は教育実習を行い、実践を行うことで実力をつけ就職にも有利になること。
教育実習は大人を対象に行う場合と児童を対象にする場合がある(コースによって異なる)。
等の説明がありました。


話を聞いて日本語教師にとても興味が湧いたので、直後に(入学のための)面接を受けました。
直前に面接の質問内容が書かれた紙が渡され、数分考える時間を与えてくれます。
その後部屋を移動して所長と面接。

特に難しいことを聞かれるわけではないですが、「日本語のこの表現とこの表現の違いは何ですか」というような質問がいくつかあったと思います。



今年の冬は寒さが厳しく、ロンドンでも雪が降りました。
入学式の日、ロンドンの中心部ではもう雪が解けていましたが、グリニッジはまだ一面真っ白で気温もものすごく寒かったことに驚きました。
地下鉄の駅を下りて地上に上がる途中から冷たい空気が一気に入ってきて、バスを待ってる時間は(一応ガラス張りの中で待てるようになっていましたが)凍えそうでした。

私たちのクラスは8人(全員日本人)でした。
20代後半から50代まで幅広い年齢層でしたが、全員女性です。

入学式では所長の話を聞き、それぞれ自己紹介をしました。
ワーキングホリデーで来ている人が4人、結婚してイギリスにずっと住んでいる人が3人、駐在員妻は私1人、というメンバーでした。

式の後、チューター(担任)の先生から今後の授業についての説明がありました。
(先生も全員日本人です。)
何よりも強く感じたことは、「ちゃんと勉強しないとヤバそう・・」ということ。
学校の授業に毎回全部出席するのはもちろん(遅刻にも厳しい)、家でもかなり勉強することになるのだということが発覚しました。

何せ瞬間的に入学を決めたものだから、どんな学校なのか、どの程度の覚悟が必要なのか、どのくらいの能力を求められているのか、ここで取れる資格が他の学校で取るのとどう違うのか、などなど、完全に情報不足でした。

説明を聞きながら、「果たして最後までやっていけるのだろうか・・」と不安ばかりが募っていきました。

その日は原稿用紙2枚が配られ、あさっての授業前までに「どんな日本語教師になりたいか」という内容で作文を書くように。という宿題が早速出されました。
作文なんていつぶりかしら~!?
作文ってどうやって書くんだったかしら~!?


入学式の初日、非常に疲れ果てた一日でした。


宿題の作文、、
読むのが先生方だと思うと、誤字脱字がないようにするのはもちろん、漢字の「はらい」や「はね」など、必要以上に気を使ってしまいました。。^^;


ロンドンに来てからずっと、お気楽な習い事しかやっていなかったので、久しぶりの厳しい環境に飛び込んでしまい緊張感が益々高まり先が思いやられました。

でも授業料を全部払ってしまったし、推薦をしてもらった友人の面目のためにも途中で逃げ出すわけにもいかず(推薦文書はそういう効力もあるのねっ!)、自分なりに一生懸命やるしかないっ!と思いました。

これからの3ヶ月は何よりも学校を優先して、得られるものをしっかり得よう、と覚悟を決めたのでした。
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by miepoohsuke | 2010-05-20 06:32 | ロンドン(London)